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取材した会社掲載見本

辞めるつもりだった2年目が、いま新人を教えている

2026.9.6 / ストーリー / 読了 9分 / 文:IforC 編集部 / 取材先:(掲載見本)(店長・入社2年目社員)
※写真はイメージです
ある飲食チェーンの店長と、そこで働く元陸上選手に話を聞きました。競技を辞めたあと何が一番きつかったのか、会社は何をしたのか。うまくいった話だけではありません。
この記事に出てくる人
店長(40代)入社14年
店舗運営。20〜30代のスタッフ12人をみている
アルバイトから社員登用。競技経験はない
Tさん(20代)入社2年目
キッチン担当。今年から新人の指導も
大学まで陸上(中距離)。実業団の内定が取れず、就職活動をやり直した

この記事は、記事の体裁をご確認いただくための見本です。会社名・氏名は出していません。発言は、IforCがこれまでの面談で実際に聞いてきた内容をもとに構成したもので、特定の企業・個人の取材記録ではありません。実際の記事は、取材にお伺いし、掲載内容のご確認をいただいてから公開します。

CHAPTER 01「競技を辞めた人」を採る理由は、根性ではなかった

店に着いたのは、開店の1時間前だった。厨房ではもう仕込みが始まっていて、フロアでは黒いポロシャツを着た数人が、カウンター越しに立ち話をしている。声は大きいが、雑談ではなかった。昨日の売れ残りと、今日の天気の話をしていた。

この会社は、競技経験者の採用を10年近く続けている。理由を聞くと、店長は少し困った顔をした。

「根性がある、みたいな話ではないんです。正直、根性だけの子はうちでは続きません。見ているのは、結果が出ない時期に、やることを変えずに続けられたかどうか。飲食って最初の半年はほぼ結果が出ないので」
── 店長

結果が出ない時期の話。これは面接で聞き出しにくい、と店長は言う。だから履歴書の競技歴は、そのまま評価の材料にはしていない。

競技歴は見ないんですか。
「見ます。ただ、強かったかどうかは見ません。何年続けたか、途中で何があったか。故障で1年走れなかった、という話のほうがずっと参考になります」
仕込みの時間。ここが一番、前の週との差が出るという
CHAPTER 02入社2年目、辞めるつもりだった

Tさんは大学まで中距離を走っていた。実業団の内定は取れず、就職活動をやり直した年に、この会社に入った。

「一番きつかったのは、体力ではなくて、評価の基準がなくなったことでした。競技はタイムが出れば正解だと分かる。仕事は、自分がうまくやれているのか2年目まで全然分からなかったです」
── Tさん
競技はタイムが出れば正解だと分かる。仕事は、うまくやれているのか2年目まで分からなかった

1年目の終わりに、Tさんは辞めるつもりだったと言う。理由は人間関係ではなかった。

「自分が何も上手くなっていない気がして。競技をやっていた頃は、毎週タイムが出ていたので。あの感覚がないのが、こんなに不安だと思わなかったです」
── Tさん

このとき会社が何をしたのか、店長に聞いた。特別なことはしていない、という答えだった。

「面談を月1回から週1回に変えました。あと、その週にできるようになったことを、こちらから言葉にして伝えるようにしました。本人は気づいていないので。『先週より仕込みが15分早い』とか、それだけです」
── 店長
面談は毎週15分。長くしないのが続けるコツだという
CHAPTER 03うまくいっていないことも聞いた

この会社の離職率を聞いた。競技経験者に限っても、3年で3割ほどは辞めるという。

「合わなかった人もいます。特に、団体競技でずっと指示を受けてきた子は、自分で段取りを決める場面でしんどくなることがあります。うちの伝え方が下手だった、という話でもあります」
── 店長

入社してから分かった不満も、Tさんに聞いた。

「シフトです。土日に休みが取りにくいのは、入る前に分かっていたつもりでしたが、実際は想像より重かったです。1年目は、これが一番こたえました」
── Tさん
この店の数字(見本)
店舗スタッフ
12人(20〜30代が9人)
競技経験者
4人(陸上・野球・バスケ)
3年在籍率
約7割
土日休み
月1回程度(希望を出せば調整可)
社員登用
アルバイトから年1〜2人
CHAPTER 04いま、新人を教えている

2年目の後半から、Tさんは新人の指導に入るようになった。教え方は、自分が受けたやり方をそのまま使っているという。

「できるようになったことを、こっちから言うようにしています。自分がそれで残ったので。あと、できていないことも同じ日に言います。まとめて後で言われるのが一番きついので」
── Tさん
「彼が新人に言っていることは、うちが彼に言ってきたことなんですよ。それが一番うれしいですね」
── 店長
彼が新人に言っていることは、うちが彼に言ってきたことなんですよ。

競技を辞めたあと、何を持っていけるのか。この取材で出てきた答えは、体力でも根性でもなかった。結果が出ない時期に、やることを変えずに続けた経験だった。それは、教える側に回ったときに一番効く。

Tさんが新人に教えている。「できるようになったことを、こっちから言う」

IforCでは、こうしてお会いした会社と方の話を、記事にしています。求人票に書かれていないことを、応募の前に知ってもらうためです。うまくいっていないことも、聞いたまま載せています。

この記事は掲載枠の体裁をご確認いただくための見本です。会社名・氏名は出していません。発言はこれまでの面談で実際に伺った内容をもとに構成したもので、特定の企業・個人の取材記録ではありません。取材にお伺いした記事は、掲載内容のご確認をいただいてから公開します。
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